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僕は一度職場を辞るか迷いましたが、残ることを決断し、今もその病院で働いています。
僕は、東京にきて3年間理学療法士として病院で働いています。
出身は福岡県で、学生時代に実習生として、東京の病院で学ばせていただき、就職を決断しました。
正直、親元を離れる事に抵抗はありましたが、両親の了承もあり、就職先の病院でなら間違えなく、成功できるという確信があったからです。
それだけの決断をして、東京へ上京してきたのですから、一緒に就職した同期25人の中で1番這い上がりたい。早く一人前になりたいと気持ちがあったと思います。
病院での生活は僕が想像していたより、雰囲気がゆったりとしており、他の職員も毎日飲みに行っている人もいるなど、僕が想像しているほど勉強熱心な先輩方も少なく、次第に物足りなさが出てきて「辞めたい」という気持ちが強くなりました。
僕は元々高校まで野球をしていたこともあり、スポーツ分野には興味を持っていました。
そのため、スポーツ整形外科に転職しようと考え始めて、スポーツ整形外科の見学を数件行いました。
スポーツ整形外科は、僕が想像していたのとは全然イメージが違い、8割9割外来で腰痛や膝痛を主とした高齢者、1割〜2割が小学生〜中学生の部活生や遊んで怪我をした学生の方でした。
また、その時には、本当にスポーツ分野で仕事が仕事がしたいのかが曖昧な気持ちでした。
しかし、その時は周りの職員にやめるという事が広まっており、後にはひけない状況でした。
役職の方には、スポーツ分野に興味があり退職したいと思います。という話から「わかった」と話は進んでいき、課長と話す事になりました。
課長に役職の人と同じように話を行うと、「本当にそう思っているの?話聞かせて」と他の先輩方には、気にもされなかった反応とは全く違う反応をしていただき、なぜやめようと思ったか説明をしました。
そうすると、課長からそんな簡単な気持ちでスポーツ分野に行ったところで絶対成功しないよ。スポーツ分野は本当に厳しい世界だからね。と厳しい言葉をかけていただいた後に、
私は、課長としてこの病院を変えようと思っている。 あなたが言った通り、私も、この病院の職員にはもう少ししっかりしてもらわないとと思っていてそのためにいろいろ対策は考えている。といくつか候補を言われ、その後に一緒に病院を変える事を手伝ってくれない?と言っていただきました。
正直、口だけだと思っていたため、考えさせてくださいと一度保留にしていました。
そうすると、3日後に突然朝礼で、病院内の喫煙所撤去と月一回勉強会講師を雇って勉強会をすると話がありました。
正直驚きました。前回話した時、変えようとして考えているプランの一部でした。
その瞬間、この病院で課長を信じてもう少し勉強させてもらおう。と思ったのと同時に、
これまで、自分本意に周りが自分の期待に応えてくれないという考えになっていました。
また、勉強熱心な先輩方が少ないと思っていたのですが、思っていたより全然いました。
その時の自分は自分主体でネガティブにしか物事を考える事が出来ずにいました。
やめるという決断から、課長と話を行う事ができ、自分主体でネガティブ思考から、他者目線でのポジティブ思考へと変化しました。
行動する事で、いろいろと失敗もしましたが、自分自身を見直す機会にもなり、医療人、人として成長することができました。
皆さんもやもやする気持ちがあるなら行動してみましょう!また、その際は周りの人に相談して解決してくださいね。
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